猫背 直す 方法

猫背のせいで

小学校のあだ名が「くの字」になりかけた時には、本気で猫背を直す方法がないかと思いました。結局、他のあだ名に落ち着いたのですが。

私が自分の姿勢の悪さを意識し始めたのは、幼稚園の頃だったと思います。親から猫背を直すように言われていた記憶が、おぼろげながらに残っています。小学校の時には、明らかに叱られることが多くなりました。

両親の提唱した猫背を直す方法は、気をつけろということと、自信を持て、ということでした。私としては、別に自信がないから背中を丸めて歩いているわけではないのですが、周りからはそう見えるようです。

たしかに、猫背は気の弱さを連想させやすいとは思います。ただ、自信のなさが原因で姿勢が悪いのか、そう見られることで人格ができあがっていくのか、そうなってくると卵が先か、鶏が先か、という話のような気がします。

とにかく、私としても猫背であることにこだわりがあるわけではなかったので、直すことができるのであれば、そうしたいと思っていました。しかし、具体的な方法はわかりません。たしかに気をつけていれば、一時的に背筋を伸ばしておくことはできます。ただ、ずっとその状態でいるのは疲れます。

姿勢というのは、寝ている時以外には常につきまとう問題です。猫背を直す方法を知らずに、ただ意識するぐらいで治るものではありません。当たり前ですが、両親は姿勢に関しては専門家でもありませんし、具体的な方法なんて知りませんでした。

そして、幼稚園や小学校に通う年代の私としては、具体的な方法を自分で探すこともできなかったのです。

筋トレで背筋は伸びる?

中学に入り、バスケ部に入りました。そこでは筋トレもするのですが、不思議と筋トレの後には姿勢が良くなっているのが、自分でも感じられます。腹筋や背筋を鍛えることで体がしっかり支えられ、猫背を直すことにつながる方法となっているようだと思いました。

バスケ部の練習は週に5日。これだけの練習をしていれば、体も鍛えられます。これでもう猫背とは無縁になれるかもしれないと期待を抱きました。しかし、半年たっても、1年たっても姿勢が良くはなりません。

たしかに、部活の後には一時的に良くなるのです。おそらく、筋肉が緊張状態を保っているうちはいいのでしょう。しかし、これは一時的な効果に過ぎず、時間がたつと元に戻ります。

ある時、クラスメイトの女子が「◯◯君って、なんか暗い感じするよね」と私のことを話しているのが聞こえました。本人たちは、聞こえないように小声で話したつもりだったようですが・・・

猫背がすべての原因だとは思いませんが、一員ではあったと思います。実際問題、私はそれほどおとなしいタイプでもなかったので。ただ、思春期の時のこの言葉は応えました。

それからしばらくは猫背にならないように気をつけていたものの、やはり無理だという結論に達しました。背中が疲れて仕方ないのです。

冬休みには、猫背矯正ベルトを買ってみました。小遣いの中から買ったのですが、その使い道が姿勢を直すためだと知ると、母がその分のお金は出してくれました。ただ、このベルトも姿勢の悪さを治してくれることはなかったのです。

転機となった大学時代

結局、中学・高校とバスケ部で体も鍛えたものの、猫背を直すことはできませんでした。大学ではテニスサークルに入り、週に1,2回、気が向いた時に練習をするぐらいで、それもゆるいものでした。筋トレをすれば猫背が治るわけではないことは、すでに実証済みだったので、その点は諦めていました。

ただ、そのサークルの2つ年上の先輩から、ある日声をかけられました。女の先輩なのですが、「姿勢悪いの、治した方がいいよ」と言ってくれたのです。女性からそんなことを言われたのは初めてだったので、ドキドキしました。

素直に「何をすればいいか分からないんです。筋トレをしたり、矯正ベルトを使ったりもしたんですが、効果がなくて。具体的な方法がなかなか・・・」と答えたら、相談に乗ってくれました。

サークルの部室の近くのベンチで色々話をしたのですが、その先輩の彼氏も昔は猫背だったそうです。それが姿勢がよくなって、見違えるようになったとか。女性から見ると、姿勢がいいだけでさっそうとしていたり、堂々としているように映るそうです。

ここで異変を感じましたか?そうです。この先輩、彼氏がいるのです。正直、特別な感情を持ってもらえたのかと思って胸が高鳴ったのですが、じっくり話すのもこの時が初めてで、そんなわけはないですよね。ただの好意からくるアドバイスだったようです。

ただ、最後に彼氏さんが猫背を治した方法を教えてもらいました。せっかくなので、ダメ元で試してみることにしました。これが人生最後のチャンスかもしれませんし。

それから1週間後。先輩からまた声をかけられました。その時は、先輩と同級生の(私より2歳年上の)他の先輩も一緒でした。

「最近、姿勢良くなったね」

実は、この1週間、2人の友人からも言われたことでした。もっとも、彼らは「なんか雰囲気変わった」とか「しゃきっとしてない?」という言葉でしたが。

先日教わった猫背を直す方法を試したことを伝えると、先輩も喜んでくれました。「今度お礼に学食おごってね」と言い、先輩は去って行きました。自分のコンプレックスを改善できた上に、人に喜んでもらえるというのは、いいものですね。自分のことで喜んでくれる人がいるというのは。危なく、その先輩を好きになりかけました。

ちなみに、後日学食で先輩に会ったのでおごらせて下さい、と言うと、なぜか逆におごってもらいました。

ちなみに、私が試したのはこの方法です。すべて自宅で実践することができましたし、特別な器具も不要でした。結局、猫背を直す方法なら、その専門家の話を聞くのが一番ということですね。

これまで、一人で悩んできましたが、猫背を直す方法を知っている専門家に任せれば、1週間で結果が出てしまいました。あの時の先輩のアドバイスに、今でも感謝しています。

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